TSMC、日本に半導体開発拠点を設立か?

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どーも、けんたろです。

昨日は日経平均株価が1990年8月以来に、終値で2万9000円を回復しましたね。1990年って、僕は3歳ですよ。ちょうどうちの上の娘と同い年ぐらいか。すごいなー、株価が上がってきて嬉しいという気持ちと、反対にこの30年間良くもまあずっと上がらなかったなという気持ちと半分半分です。

さて、話は主題の件。TSMCが日本に半導体開発拠点を設立するらしいです。ちなみに、TSMCの営業利益率はアップルよりも高いです。時価総額はトヨタ自動車の倍ぐらいもある、超巨大企業です。

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以前からニュースになっていましたね。茨城県つくば市に新会社を設立と報道されていますね。投資額は200億円とか。TSMC株のホルダーとしては、今後もガンガン成長していってほしいですが、どうでしょうか。200億円というのは半導体の投資額としては少し少ない気もします。開発拠点ということなので、ガンガン生産をしていく感じではないものと思われます。

米中貿易戦争で、トランプ元大統領が中国への半導体の輸出を禁止しましたね。中国にもTSMCと同じく製造を専門に行う半導体受託製造(ファウンドリ)最大手のSMIC(中芯国際集成電路製造)がありますが、アメリカ製の設備を一切使わずに製造を行うのは難しいようです。

中国は人口も多くてマーケットとしての魅力は抜群です。それゆえに経済も活性化しており、あと数年もすれば世界第一位の経済大国になるでしょう。しかし、今回のこの件で、中国の脆さが露呈してきたのではないでしょうか。資金も潤沢にあり、お金をかけて設備を導入し、製造能力を高めていくことはできますが、肝心の装置を開発する力が乏しいのではないでしょうか。アメリカや日本に比べて中国はノーベル賞の受賞者が極端に少ないですよね。この辺りのデータも、研究や開発を自国自前ではできないということからきているのかもしれません。

それにしても、TSMCのシェアは50%を超えています。今やハイテク製品には欠かせないのが半導体ですね。一部報道では、ソニーのプレイステーション5やマイクロソフトのXBOXに使われる半導体の生産がTSMCの生産ラインを圧迫しており、それゆえに車載用半導体が減産しているなんて報道も。

もはや今の時代、半導体なくして日常生活は成り立たないです。昔は産業のコメと言われましたが、日本人の主食であるコメと同じで、無くては成り立たないもの、それが今の半導体ですね。その半導体はTSMCじゃないと作れないっていうんだからこれもまた驚きです。装置を購入したからといって簡単に作れるものではないらしいですよ。装置を使いこなすノウハウなんかも重要みたいです。

その世界的に重要な企業が台湾にあるというんだからまた不思議ですね。台湾は第二次世界大戦戦後、国策として半導体に投資していったんですね。でもTSMCのようなファウンドリって、リスクが大きいですよね。実際に受託生産を行うということは常に莫大な設備投資が必要だからです。特に半導体のような進歩の激しい分野では、それこそ他社に後れを取った時点で負けが決まってしまいます。投資額がそのまま影響力を持つような事業だからです。

日本だと反対にファブレスっていう工場を持たないメーカーが有名だったりしますよね。キーエンスなんかその典型的な例です。TSMCのファウンドリを知るまでは受託生産なんていうビジネスモデルがあることをそもそも知りませんでした。

設備投資をガンガンするというのは非常にリスクがあるんです。毎年のように受注が確約されていれば何の心配もありませんが、今やこれだけグローバル化が進んでいるといつ、何が起きるか分かりません。同時多発テロ、リーマンショック、武漢で発生したコロナウイルスなど、日本からは遠く海を隔てた向こうの出来事ですが、あっというまにその影響は伝染してしまいます。

受注が急激に少なくなれば、せっかく投資した設備はただのオブジェとなります。固定資産税だけが重くのしかかってきます。今のJALやANAがそんな状態ですね。

そもそも事業というのはマイナススタートなんです。設備投資など事業を行うために最低限必要な固定費が存在します。これを売り上げを伸ばしていくことでペイするのですが、大きな設備投資をした後にドーンと売り上げが下がってしまうともうだめです。投資をしないと競合に負けてしまうが、適切なタイミングで適切な額を投資しなければ○○ショックに耐えられない。。

設備投資ってこういうことを考えながらやっていかなくてはならないんですよねー。でも、TSMCはあえてそこをやったんです。火中の栗を拾うですかね。誰もやりたがらないところに集中して投資していったからこそ、今の栄光があるんです。結果論かもしれませんが。

それから、インテルなどの設計から製造まで一貫して行うメーカーも、受託生産はやっています。しかし、エヌビディアのように生産を行わないファブレスの半導体設計メーカーも存在します。そういったメーカーは、どこかに製造を依頼するしかないのですが、製造するには当然設計内容を伝える必要がありますよね?エヌビディアからしたら、インテルに製造を依頼するということは、敵に塩を送るようなもんです。だから、半導体の設計メーカーはインテルみたいなオールマイティに設計も製造もやる企業よりも、TSMCみたいなファウンドリに製造を委託した方が安心です。せっかくの設計情報が漏れてしまっては困りますもんね。

ちなみに最近はTSMCが逆に設計メーカーに提案するなんてこともあるらしいです。結局、TSMCと組んだ方が開発がスピーディーに進むので、最近ではインテルもTSMCに依頼するか、みたいなニュースも流れていましたね。

なんだかとりとめのない記事になってしまいましたが、本日はTSMCのお話でした。

ちなみに私はTSMC株は将来有望だと思っているため、バイ&ホールドでガチホです!

ではまた。

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